NZで迷子になる
3月5日
(イエローアイドペンギン)
ペンギンは早朝にも海岸に出るらしい、ということで、アラームを4:00にセットしておいたのですがあえなく寝坊。起きたのは7時。 ということで、岬のペンギンプレイスまで行くことにしました。
ペンギンプレイスでペンギンを見るツアーに参加しました。もちろんガイドの説明は英語なのでチンプンカンプンだが、 どうやらペンギンは基本的に野生で、それを保護しているということです。日本語のパンフレットがあったので、それを見てみると、 ここのペンギンは「イエローアイドペンギン」と言う名前で、
- 絶滅寸前の世界的に珍しい種類のペンギンです。
- この種類が初めて発見されたのが約470万年前です。
- 世界で3番目に大きい種類のペンギンです(体長約63cm)。
- 唯一黄色い目をしたペンギンです。
- つがいの絆は半永久的なものです。
- 通常卵は一度の出産で二つ産みます。
- 幾つかのきれいな鳴き声を持ちます。
- ニュージーランドのみでしかはっけんされておりません。
とのことです。2番は怪しいですが・・・
ペンギンにかなり近づいてゆっくり観察できたのですが、当のペンギンはただボケーっと突っ立っているだけでした。まあ、 そんなものですかね。それにしても、どうして私はこんなにペンギンを見たいのでしょうか? 別にペンギンが好きというわけではないのですが。なんかニュージーランドに来たら「ちょっと珍しい動物が見たい!」 という衝動にかられるのでしょうか?
さて、岬からダニーデンまで引き返します。再び海岸線沿いを走ろうと思ったのですが、どこで道を間違えたのか丘陵地帯に突入! かなり激しいアップダウンで、キャンプ道具満載の自転車ではきつい・・・
ところが、高いところからのオタゴ半島の眺めはすばらしい!上りのつらさも忘れてしまいます。 自分の脚で苦労して手に入れたすばらしい景色。これが自転車旅行の大きな魅力。ドライブならこれほどの感激はないだろうな。
(上の写真、クリックしてみてください)
(途中で出会ったカナダ人カップル)
ダニーデンまで戻り、再び本島を南下し始めたのが4:30過ぎ。ちょっと急がねばなりません。ダニーデンの市街地を出ると、 すぐに自動車道になっていたので、自動車があまり通りそうにない、マイナーな道をたどることにしました。
結構のんびりしていて眺めもよく、快適な道です。地元の子どもたちが「Hi!」などと声をかけてきます。
ところが、ここでハプニングが。目的地のMiltonまであと約33kmのところで道路が急にダートに変わりました。 仕方なくそのまま進んでいると、しばらくすると全く道路標識も見当たらなくなりました。
「道に迷ったのかも・・・」。ところがそう思っても、辺りははひたすら草原で、目に見えるのは羊や牛ばかり。 本当に羊や牛ばかりです。ジーッとこちらを見ています。たとえ大人しい羊や牛でも、 大勢に取り囲まれてジーッと見つめられると怖いです。
肝心の人間は全然見つかりません。牧場で働いている人も見当たらず、自動車も通りません。本当に大丈夫なの??
(この標識を見たとき、神のように後光が差していました)
太陽も落ち、もうほとんど辺りが真っ暗になりかけたときにやっと見つかった道路標識。Miltonまであと11km。助かった! 思わず標識を記念撮影。ついでに道路も舗装路に戻りました。
さらにここから下り坂。思わず喜びの声を上げながらダウンヒル。一気にMiltonに到着しました。 そしてキャンプ場にたどり着いたのがPM9:30。とても疲れた1日でした。
本日の記録
走行距離:約113km
宿泊地:Miltonのキャンプ場
走った経路は緑色の線ですが、後半は道に迷ったので適当です・・・
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